冬の山形・庄内を舞台にした3本の短編オムニバス映画
[2014年/日本/全77分]
総合監修:冨樫森
企画・製作:映画24区、庄内映画村、鶴岡市
配給:映画24区
【作品解説】
『雪どけ』
鶴岡の卒業を控えた高校生たちを描いた物語。
高校3年生の修は卒業後の進路も決まらず、やりたい事も見いだせない中、陰鬱な日々を過ごしていた。
ある日、同級生の智子に誘われ、ひょんなことから地元に来ている映画撮影のエキストラに参加することに・・・
『海鳴り』
鶴岡で無農薬カフェを営む一組の夫婦の物語。
地元鶴岡出身の優希は結婚し、夫・浩司と共に、無農薬カフェを開業する。
浩司の長年の夢だったカフェを夫婦で経営していくのだが、次第に行き詰まり、浩司はある日突然失踪してしまう。
失踪後、優希は浩司の帰りを待ちながら、浩司の妹のみのりらと共にカフェの経営を続けていくのだが・・・
『雪あかり』
羽黒にある宿坊を舞台に描いたある家族の物語。
歴史ある宿坊の長男である広太は、家業を継ぐことなく東京で暮らしていた。
広太の代わりに、妹の里奈が父母と共に宿坊の切り盛りを行っている。
そんなある日、東京での生活にも行き詰っていた広太は、母親の入院を機に久しぶりに実家に戻ってくることに・・・
「半農×半映画」プロジェクトとは?
将来、映画界で活躍が期待される俳優や脚本家が地方での仕事に携わっていただきながら、一方で映画人としての技術を高めるための良質な教育・鍛錬の環境を行政主導で支援していくという取り組み。